医学論文のための無料ツール / 信頼区間からP値
信頼区間からP値を計算
オッズ比、ハザード比、リスク比、平均差と信頼区間を入力すると、正規近似で両側P値を計算し、論文に書かれたP値や点推定値と合っているかを確認します。結果の段落をまとめて貼り付けたり、P値から信頼区間を逆算したりもできます。
数値もファイルもブラウザ内で処理し、アップロードしません
論文に書かれた桁数のまま入力してください。四捨五入を考慮して判定します。
チェックする内容
- 点推定値が区間内にあるか。例えば「OR 1.37、95% CI 1.48–1.83」は点推定値が区間外なので、ほぼ確実に誤記があります。
- 区間とP値が矛盾していないか。95%信頼区間が帰無値(比なら1、差なら0)をまたぐのにP < 0.05、または明らかに含まないのにPが0.05を大きく上回る場合。
- 区間から求めたP値と論文のP値の差。
- Wald信頼区間のように対称か。比は対数スケールで、差は元のスケールで、点推定値がほぼ区間の中央にあるはずです。
計算方法
信頼区間から標準誤差を求め、z値と両側P値を計算します(Altman と Bland の方法、BMJ 2011;343:d2304)。比はまず自然対数をとります:
SE = (ln 上限 − ln 下限) / (2 × 1.96) // 95%区間。90%は1.645、99%は2.576 z = ln 点推定値 / SE P = 2 × [1 − Φ(|z|)] // 差は対数をとらない
論文の数値は四捨五入されています。入力した桁数に応じて各数値を四捨五入の範囲内で動かし、P値のとりうる範囲を求めてから論文のP値と比べます。
限界
- 比の推定量は対数スケールで、差の推定量は元のスケールで、近似的に正規分布に従うことを前提としています。正確法、プロファイル尤度、ブートストラップ、t分布に基づく方法ではP値が多少異なるため、「近い」と「合わない」を分けて表示します。
- 「点推定値が区間外」と「区間とP値の方向が矛盾」は数値どうしの矛盾で、多くはどれかの転記ミスです。その他の表示は元の解析結果と照合が必要です。
- 段落モードでは、同じ文の中で信頼区間が明記された結果だけを読み取ります。「CI」や「信頼区間」と書かれていない括弧内の数値は区間として扱いません。
よくある質問
比の95%信頼区間が1を含まなければ、P値は必ず0.05未満ですか?
区間とP値が同じ解析から得られたものであれば、そうです。帰無値を含まない95%信頼区間と両側 P < 0.05 は同じことを表しています。0.05付近では、四捨五入のために見かけ上一致しないことがあります。明らかに矛盾している場合、多くは転記や組版の誤り、または区間とP値が別々の検定によるものです。
オッズ比と95%信頼区間からP値を計算するには?
オッズ比と上下限の自然対数をとり、SE = (ln 上限 − ln 下限) / 3.92、z = ln OR / SE、両側P = 2 × (1 − Φ(|z|)) とします。上の計算ツールはこの方法で、四捨五入も考慮して計算します。
計算したP値が論文と少し違うのはなぜですか?
四捨五入や統計手法の違いが原因です。区間が小数点以下2桁までしか書かれていなければ、逆算したP値にも幅があります。論文のP値がその範囲に入っていれば、区間と整合しています。
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